１９５４年に 近畿大学 薬学部 の創立にともない設立された 近畿大学 本部キャンパスの敷地内にある 薬用植物園 を見学し、 薬学部創薬科学科の松田秀秋教授から数百種の薬用植物の管理栽培や生薬学実習などの研究活動について説明を受けた。薬用植物園は薬学部生の教育実習などに活用され、種苗や種子の相互提供を通じて国内外の研究活動にも寄与している。

近畿大学 発のベンチャー企業 （株）ア・ファーマ近大 と 和歌山県 有田郡内の提携農家でつくる「近大青みかん組合」を訪れ、 ブルーへスペロンキンダイ の原材料にも使われる管理栽培された早摘み青みかん（温州みかん）の収穫現場を視察した。ブルーヘスペロンキンダイは近畿大学が各学部の知的財産を結集させて、研究開発・商品化を手掛けた栄養機能食品。

２０１０年５月に三重県熊野市から名張市への 移転合意書 を交わしていた 近畿大学工業高等専門学校 （近大高専）の開学に伴い、新キャンパスの本館正面玄関前でテープカットを行い、開学式で 近畿大学 副理事長として一言祝辞を述べた。皇学館大名張学舎の跡地を利用してできた新キャンパスに新入生１１１人が入学し、在校生は６０８人となった。

自民党 の農林水産部会で水産庁が２０１１年度予算に計上した「増養殖対策」のうち、２００２年に 近畿大学 が世界初 の完全養殖に成功している クロマグロ の 養殖展開に必要な技術開発予算の問題 について政府を質した。クロマグロ の養殖は１９７０年に水産庁と近畿大学が始めたものの、途中から近畿大学だけで研究を続けて完全養殖を実現した。

和歌山県 紀の川市 にある平成２２年度に学部を改組してできた 近畿大学 生物理工学部 の 先進医工学センター や 高圧力蛋白質センター を訪れ、大学副理事長として次世代医療の研究と最先端設備の稼働状況を視察した。地元支援者や地元支援団体への挨拶まわりを行い、地元後援会役員との意見交換会などに出席した。