2013年06月16日
2013年05月21日
4月28日から5月4日の日程で、官房副長官として安倍総理のロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコの4か国歴訪に同行した。5泊7日で4カ国を回る強行日程であった。
安倍総理はロシアのプーチン大統領との会談では平和条約交渉を再スタートし加速化させることで合意。アラブ首長国連邦とトルコでは原子力協定に署名。そしてトルコでは猪瀬東京都知事のオリンピックに関連した失言に対応してスピーチでリカバリーショットを打つなど、非常に充実した内容の出張であった。
参議院選挙をまぢかに控えた私にとって、地元和歌山に帰らず海外出張することは非常に辛いのだが、安倍総理とプーチン大統領との歴史的な首脳会談に同席するなど、政治家としていい経験を積むことができた。会談内容等はすでにメディアで十分報道されているので、総理の外国出張時の官房副長官の役割についてお話ししたい。
さらにそのあとは記者団との懇談がある。ここでは会談の雰囲気やエピソードとして使えるジョーク等の内容について伝えることになる。この懇談で副長官が話した内容は「政府筋(または同行筋)によると」という書き方で記事にしてもいいルールとなっている。
首脳会談以外でも、総理と同行記者団との「内政懇談会」の準備と同席、相手国首脳と総理の共同記者会見や総理の内外記者団に対する記者会見の準備と同席、などいろいろな仕事がある。また晩餐会や歓迎式典にも同席するが、私の隣には相手国の外務大臣や官房長官が座ることが多く、外交の場として気が抜けない。
このように総理の外遊に同行する官房副長官は多忙を極めることになる。
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