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ニュース和歌山「国政直送便」/追求すべきは予算の不整合

2010年01月30日

追求すべきは予算の不整合


1月18日から通常国会が始まりました。これから150日間の論戦が戦わされていくことになります。大変残念なことに鳩山首相や小沢幹事長といった政権与党中枢に関連する巨額の金銭スキャンダルが問題化し、現職衆議院議員が国会開会直前に逮捕されるなど、波乱含みのスタートとなりました。国会冒頭から予算委員会等での混乱が予想されています。

しかし、国会はスキャンダル追及がメインの仕事ではありません。国民の代表である国会議員が法律や予算を審議する場です。

特にデフレ局面にある現在、補正予算や本予算をしっかりと審議し、鳩山政権の経済政策がどういうものか、デフレを克服するだけの力を持っているのか等を国民に分かりやすく審議していくことが重要です。やましい点がないというのならば、与党は鳩山首相、小沢幹事長にまつわる疑惑について関係者の証人や参考人としての出席に積極的に応じ、国会の進行がいたずらに混乱しないように努めるのが与党、そして国会第一党としての民主党の責務だと考えます。


私は今国会では総務委員会の野党筆頭理事、消費者問題特別委員会の野党筆頭理事、そして予算委員会委員を拝命しています。いずれも大切なポジションですが、特に総務委員会の筆頭理事としては、疲弊している地方財政への対処。大蔵官僚がトップに天下り、国営化に戻すような大幅な後退が続いている郵政民営化。遅れている地方の地上デジタル化への対応等について原口大臣と真剣な議論を戦わせていきたいと思います。

消費者問題特別委員会は福島大臣と単独で議論できる貴重な場なので、消費者行政はもちろんのこと、普天間問題や憲法改正問題に関する政権内での福島大臣の動きについても追及していきます。

そして予算委員としては、民主党が昨年の総選挙中に言っていたことと、今回の予算の不整合について追及するつもりです。また成長戦略なきまま編成されたこの予算が、日本の今年の景気や地方経済に致命的な打撃を与えかねないことを国民に理解してもらえるような論陣も張っていきます。

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和歌山新報「がんばってます」/強引な民主党の国会運営

2009年12月08日

強引な民主党の国会運営

―良き慣習をまったく無視―

12月4日で臨時国会が閉会の運びとなったが、11年余の議員生活の中で初めて野党議員としての生活を経験している。毎年11月、12月は予算、税制、通常国会提出法案の準備で、党の会議、省庁の説明と、分刻みのスケジュールで走り回っていたが、野党となった今年はそのようなスケジュールは入ってこない。生活は様変わりした。

今私は、国会内では総務委員会筆頭理事、消費者問題特別委員会筆頭理事を務めさせてもらっている。


総務委員会筆頭理事としては、原口総務大臣を追及する立場で11月19日に先頭バッターとして質問に立った。特に注目を集めている事業仕分けチームのメンバーについて、国会法が定める兼職禁止規定に違反しているのではないかという点、日本郵政に対して天下り人事を認めた件について、原口氏が野党議員として舌鋒鋭く天下り問題の追及をおこなってきたことと矛盾するのではないかという点を厳しく問い質した。

野党筆頭理事としては委員会の日程について、法案の審議が十分行えるだけの時間が確保できるよう与党側と交渉しなくてはならない。今国会の総務委員会には公務員のボーナス引き下げを決める「給与法関連3法」、日本郵政の株式売却延期を決める「郵政改革法」がかかっており、限られた時間の中で審議をしていかなくてはならない。私は旧態依然とした野党的対応とならないよう、与党側と建設的に日程協議を行ってきた。与党側理事には「法案成立を妨害するような行動はとらない。しかし郵政法案は非常に国民の関心も高いので、十分な審議日程を確保して欲しい。そのためにはイレギュラーな日程での開催にも協力する」と宣言していた。しかし今国会における民主党の国会運営はあまりに稚拙で強引であった。理事間で協議中であるにもかかわらず、委員長が一方的に職権で委員会を立ててきたり、審議をまったく行っていない状況なのに、採決の日程を決めてきたりした。


私は議会人として生活する中で、自民党の先輩からは、強行採決の絶対前提条件として、「その法案を当該国会中に可決しないと国家にとって重大な損失をもたらすものであること」と「十分に審議を尽くしたと世の中に説明できるだけの時間(例えば衆議院の審議時間を超えたとか、過去類似の法案を審議した際の審議時間を超えた等)が経過していること」ということを教えてもらった。民主党のすでに引退されたベテラン議員からは「与党はぎりぎりまで野党に譲歩し続けること。最後は数で押し切れるのだから」ということと「委員長は7割は野党の立場を優先して委員会を運営すること」ということを教えてもらった。

民主党の国会運営はこのような良き慣習をまったく無視するものであった。党首討論も逃げ、予算委員会や決算委員会での総括質疑も拒否した。結局、鳩山首相の政治資金収支報告虚偽記載や母親からの9億円にのぼるといわれる贈与疑惑について、追及されるのが嫌だから、わざと国会を混乱させたのではないかと疑わざるをえない。

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議運理事会に官房長官から召集予告

2009年09月10日


国会の参議院内で開かれた議院運営委員会理事会に 河村建夫 官房長官から9月16日の特別国会召集が予告され、今後の国会対応について 自民党 筆頭理事として与野党協議を行う。議席の指定、常任委員長の割り当て、会派控室の配置などについて議論する。

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自民党の両院議員総会で総裁選議論

2009年09月08日


自民党 の両院議員総会で衆院選敗北の総括を行い、9月18日告示、28日投開票の日程で進められている 総裁選 のあり方について執行部と意見を交わした。9月16日召集予定の特別国会における首相指名選挙で、自民党として 若林正俊 両院議員総会長に投票することを決めた。

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議運で問責決議案の本会議採決決定

2009年07月14日


国会の参議院議長サロンで開かれた参議院議院運営委員会で、昨日13日に民主党ら野党5党から共同提出された麻生太郎総理の問責決議案の本会議採決を行うことを決した。採決の結果、賛成132票、反対106票をもって、野党の賛成多数で問責決議案は可決された。

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