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ニュース和歌山「国政直送便」/故西岡武夫参院議長を悼む

2011年11月19日

故西岡武夫参院議長を悼む


去る5日に西岡武夫参院議長が逝去されました。心からお悔やみ申し上げます。
議長とは平成19年から2年間、議院運営員会でお付き合いさせていただきました。当時の参議院は自民が少数与党、野党民主が過半数を押さえていて、今より厳しい「ねじれ」状態でした。西岡さんは議院運営委員長、私は与党筆頭理事という立場で、本格的ねじれ国会の中でお互いに知恵を出し合いながら、ある時は激しく対立する場面もありました。

しかし、非公式な場では、私が1歳にもなっていない昭和38年初当選の大先輩としてご指導いただきました。幾多の修羅場を乗り切ってこられた西岡さんの言葉には重みがあり、特に若い頃から自民党改革に挑戦してこられた経験は、今の自民党改革に苦闘する私にとっても参考になる部分がありました。

当時の議運理事は若手議員が多く、党派を超えて西岡さんを交えてよく飲みに行きました。酒を飲めない西岡さんが若手の議論をにこやかに聞いておられたのが強く印象に残っています。

議運を離れた後も交流は続き、私が委員会で質問に立った直後に「今の質問良かったよ」と携帯に電話をいただいた事も何度かありました。


最後にお会いしたのは8月末のことでした。「至急会いたい」とのメッセージをもらい、議長室に駆け付けたところ、「SIMロックフリーのiPad2を使いたいから教えてくれ」との用件でした。実は西岡さんは電子機器に関心が強く、過去スマートフォンに関し何度かお手伝いしたことがありました。私は「海外から日本の基準に合致したものを取り寄せて、設定しましょう」と請け負いました。

その後、雑談となり、西岡さんは「代表選は本気で出馬する計画だった。世耕さん達後輩に先鞭を付けることが出来るでしょう」とニヤッと話されました。「参議院から首相を狙うという気概を持て」という激励でした。

最後に「復興で政府の動きが遅い。議員立法でやっていこう。まともな政治家が政党を超えて連携して、復興のための立法を行う仕組みを作るから、その時は参加してくれ」と言われました。復興への熱い思いがひしひしと伝わってきました。

9月中にiPadは届きましたが、その後、議長は体調不良で国会に登院されることも少なくなり、お渡しするチャンスを逃したのが心残りです。

KEYWORD:参議院, エピソード